NAYONAYO

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興奮冷めやらぬ、『そして、誰もいなくなった』最終話

はい!終わりましたね~。全世界の伊野尾担が震撼したあの予告から一週間。『鉄腕DASH』あたりから(TOKIO兄さん水路完成おめでとう!)、そわそわそわそわ。全伊野尾担がそわそわ。Twitter開いてそわそわ。録画が始まったあの瞬間から心臓が握られたようなひゅうっと息が詰まる感覚が…!というわけで、どーんと感想行きましょう。

 

※以下、ネタバレ含みます

 

黒幕はまあ、誰もが予告でもう予想してしまっていたとおり日下瑛治、否、友哉くん。彼の独白で、すべての謎が解けていきましたね。これぞアハ体験。ほぼすべてのピースが埋まっていく~~。息子を育てるために、金持ち男と結婚し、でもどちらの息子にも愛着がわいてしまっていい顔をしてしまう母・万紀子。友哉君はまあ母親の愛情が自分以外に向いたこと、というよりも、寂しい時期にそういう環境に置かれたことでその感情だけで生きてしまい体だけ大人になったような感覚でしょうか。万紀子の愛情のかけ方がおかしいと言ってしまえばそれまでで、友哉くんは自分のために母親がしようとしたことを理解しきれなかっただけなんでしょうね。大人になってたとえそれが分かっても、小さいころに受けたトラウマのような母親の裏切りが彼の中で増幅してしまって、きっとその愛情すらも見て見ぬふりをしてしまったんではないでしょうか…。悲しい人。

お母さんと話をするとき、少し口調が子供っぽくなるのも、新一くんと改めて話をすると、敬語交じりになるのも、友哉くんからみた家族(万紀子)と他人(新一)という構図をはっきり見せてくれるみたいですごいなぁと思いました。言葉の持つ力は偉大。そして万紀子に刺されたあと、お母さんに抱き着くところ、すごく感動しましたね。ずっとただ、こうしたかっただけなんだよ…。そしてそのあと母親を刺したのは、「俺だけ死ぬなんていやだぁ」なのか、「俺だけ死ぬなんてずるい!お前も道ずれだ!」なのか…。どっちもなのか…。

きっと、殺してもらいたかったんだと思います。新一がお人好しで、知らないうちに人を傷つけることもあるんだよ…ということを知ってもらったうえで、本当はそれで新一が取り乱すことを望んでいたんでしょう。殺人犯になったら、新一の周りには誰もいなくなるし、孤独になるし、自分も死ねる。単純に、お母さんに愛されたかっただけなんだよ…。単純にお母さんにずっとそばにいてほしかっただけなんだよ…。文字化すると日下さんの感情がどんどん嘘っぽくなる気がするな…。きっともっと複雑でごちゃごちゃした感情が彼の中には渦巻いていたことでしょう…。ごめんね、友哉くん。

個人的に、早苗ちゃんがここまで純粋にいい人だとは思いませんでした。いい人だった。新一を唯一信じた人…。最後までいい人だった。そして五木君は最後までゲスかった…。似合ってたけどね。バッドで課長を殴って、早苗に「だいじょうぶぅ?」って聞く五木君にきゅんとした女子は多いはず。「俺はお前のことも殺さないといけないの?」も好きだけど。チャラ下衆五木最高だったよ!そんじゅん、これからもちょっとだけ応援するね!!

このドラマの全体の感動としては…うーん、嫉妬って怖いし、何かに頼りすぎたり、頼らなさすぎるのもよくないなぁというところでしょうか(小並感)。そんなになにかを訴えるというよりは、日曜日の夜にドキドキハラハラな本格サスペンスを!っていう軽いノリだと思います。日テレにドキドキハラハラさせられたし、大量のかんわいい&くあっこいい伊野尾さんをありがとうという感じです。

伊野尾さんが本当に、正直ここまで全力で演技するなんて思わなかったんです。この役はまりすぎたら病みそうですね。伊野尾さん、本当にお疲れ様でした。ゆっくり休む暇もないと思いますが、それでも体に気を付けて、元気な姿を見せてほしいです。本当にお疲れ様でした。この夏、毎週ドキドキされて楽しかったです。もうほとんどW主演だったよ…。お疲れさま!!!!これからも応援します!!!!伊野尾さんがエゴサしてこのブログにたどり着き、この文章を読んでくれることを願って今日は寝ます(全然眠れない)。